アイヴズ交響曲第3番 : ハンソン

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前回「レコード社」に行った時には見かけなかったアイヴズの交響曲第3番のレコードを発見。火曜日の夕方、東京駅の近くで用事を済ましたその足で近くにある「ハイファイ堂」に寄った。ちょっと前までは大丸の中にあったので電車の待ち時間にふらっと立ち寄ることもできたのだが、国際フォーラムのそばに移転してからはなかなか行けなくなってしまった。

店内は相変わらず、オーディオ人気華やかな頃の、ちょっと古めの中古製品で溢れていた。僕がお邪魔した時はLP12をソースにダイヤトーンの放送局用スピーカーでヴァイオリン曲を再生していて、なかなか良い音であった。ひとしきり店内を見まわしたのち、レコードの並ぶ棚を物色したところ、このレコードを発見した。オランダ盤。

ハワード・ハンソン/イーストマン・ロチェスター管弦楽団というクレジットを見た時には指揮者もオーケストラも聞いたことないなと思ったのだが、調べてみるとハンソンは有名な作曲家兼指揮者、オケはコダック社の創立者であるイーストマンがハンソンを見初めて招いた音楽学校の生徒とロチェスター・フィルの選抜部隊ということで、由緒正しいコンビの演奏であった。

曲はアイヴズの交響曲の中で最小編成のものということで、演奏時間も短い。もともと教会音楽として書いた曲が下敷きになっているので、讃美歌の旋律があちこち引用されており、結果として初めて聴くのにいつかどこかで聴いたような印象を受ける。それに小編成の割には荘厳な雰囲気である。難解なところはないが、調整が微妙なせいか、少し現代音楽の薫りがする。それでいて全体的にはとても牧歌的。この曲の副題は「キャンプ・ミーティング」というそうだが、なるほど森の中でキャンプファイアを囲んで会話しているような曲想である。

この曲はマーラーが注目してヨーロッパで演奏するために楽譜を持ち帰ったらしい。マーラーが死んでしまったので結局実現しなかったということだが、もし実現していたらその後のアイヴズの人生も違ったものになっただろうか。
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No title

ゴールデン・インポートシリーズの1枚ですね。
七味にはマーキュリーのオリジナル盤はとんでもない値段で手が出せませんが、このシリーズはお手頃で良く買いました。
紹介されたアイヴス、3枚ともCDで持ってはいるのですが、ほとんど聴いてなかったなあと反省。聴いてみますね。
上越高田の桜(日本三大夜桜の一つ)も咲きました。数年振りに夜桜見物に行きましたが桜よりも屋台のグルメにばかり目が行ってしまいますね。
いよいよ来週は糸魚川のKさんのところに行ってきます!
でもちょっと緊張…。

七味とうがらしさん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

なるほど、マーキュリーのオリジナル盤というのは高価なんですか。音も違うのかなぁ。
> 紹介されたアイヴス、3枚ともCDで持ってはいるのですが、ほとんど聴いてなかったなあと反省。聴いてみますね。
おー、アイヴズもお詳しいんですね。お薦めの演奏がありましたらまた紹介をお願いします。

毎年のことながら桜は綺麗ですね。今日は雨の中ゴルフに行きましたが、ゴルフ場の桜も満開でした。

> いよいよ来週は糸魚川のKさんのところに行ってきます!
楽しみですねぇ!緊張されるお気持ちもわかりますが、せっかくの機会なので満喫してきてください!
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