プロコフィエフ交響曲第5番 : チェリビダッケ

チェリビダッケフランスロシア

部屋の片づけをしながら久しく聴いていないCDボックスセットを見ていたところ、チェリビダッケのボックスにプロコフィエフの録音があることに気付いた。このボックスセットを買った当時はプロコフィエフの交響曲に興味がなかったのですっかり見落としていた。輸入ボックスセットが格安で買えるようになって以来、そんなCDがたくさんある。もったいない。

チェリビダッケ/ミュンヘン・フィルのライブ録音で1番と5番が録音されている。チェリビダッケはこの2曲が得意だったらしい。最初に1番が収録されているが、もう典型的なチェリビダッケ的演奏である。遅いテンポでニュアンス豊かにこの小曲を演奏している。「古典」交響曲と言われるだけにきびきびとした演奏を好まれる方も多いだろう。そういう人にとっては受け入れがたい演奏だと思う。が、僕はチェリビダッケのアプローチも好きである。

前菜と言うにはあまりに重い1番の後、いよいよ5番が始まるが、こちらもかなりのスローモーション。しかしながら、この説得力は凄い。チェリビダッケのスローモーションはただ鈍重なのではなくて、スローなペースの中でスコアを完全に解きほぐして、透明でありながら分厚い音楽を形成していく。楽器の扱い方はけっこう大胆で、金管の音の割り方やティンパニ、大太鼓の使い方は非常に効果的。これを実演で聴いたら圧倒されるだろう。幸い、CDの音も悪くない。日中なので普段の音量の3割増しくらいで聴いたが、うるさくない。これは良い演奏、良い録音である。
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