R・シュトラウス アルプス交響曲 : 朝比奈(大フィル)

朝比奈アルプス大フィル

朝比奈さんのアルプス交響曲(ベルリン放送響)にすっかり感心してその後の録音を探していたところ大フィルとの演奏を中古で発見した。97年フェスティバルホールでのライブ録音である。ハイクオリティCDとクレジットされていたが、CDプレーヤーに入れてみると珍しいことにこれはHDCDだった。(うちのプレーヤーはHDCDだとインジケーターが光る。)

30年以上の歳月を経て朝比奈さんのテンポはぐっと遅くなってスケールは一層大きくなった印象。序盤はライブ録音のせいかオケの技術の差か、かわるがわるソロを取る金管、木管がオーケストラ全体から少々浮き上がってうまく溶け込んでいない感じ。ぎこちない感じのまま日の出を迎え山道を登るまでくらいはこれは完全にベルリン放送響の方が上だなと思ったが、音楽が進むにつれだんだんそういう些末な問題は気にならなくなる。悠然としたテンポのまま音楽は大きくなって行き、頂上にたどり着く頃にはすっかり音楽に惹き込まれていた。どっちがどうということなく、いずれも立派な演奏である。

観衆の気配がはっきり感じとれるライブ録音だが、演奏に目立つ瑕はなく、録音もとても鮮明。大太鼓やオルガンの重低音はふんだんに取り込まれていてベルリン放送響との録音と比べるまでもない。ちなみに嵐におけるウィンドマシーンはこれでもかの大活躍で個人的には笑ってしまった(笑)。良い演奏です。
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