ショスタコーヴィチ交響曲第15番 : デュトワ

デュトワショスタコ15番

今日からGWという方も多いのだろう。今日はゴルフに行ったのだが、朝一番から高速は大渋滞だった。幸いゴルフ場がさほど遠くないところだったので下道を使った僕は渋滞にかからなかったが、高速入口の掲示板には渋滞40㎞と記されていた。大渋滞の中帰省された皆さん、本当にお疲れさまです。お盆、年末年始もそうだが、GWもゴルフ場は空いている。決してガラガラではないが、家族サービスの対象となるスポーツではない(というか、家族サービスの敵に近い)だけに、この期間、ゴルフをする人は通常の土日以下のようだ。おかげでお休みなのに詰め込みもなく、価格も比較的リーゾナブル。気候も穏やかとゴルフには最適。平日ゴルフが叶わない身にはありがたい。落ち着いてプレイできたおかげかスコアも良かった。

さて、ここのところ絶大な興味を持って聴いているショスタコーヴィチの15番だが、その気で探してみるとこの曲はたくさんの指揮者/オーケストラの録音が存在する。そう言えばデュトワ/モントリオール響の「革命」を目にしたことがあったが、このコンビの最初のショスタコーヴィチ録音がこの1番/15番という初めと終わりの組合せとは知らなかった。面白いのはデュトワはこの組合せの録音がそれまで存在しないことを知っていて、あえてこのカップリングを最初のショスタコーヴィチ録音に選んだということである。インタビューで「それが上手く行けば次は13番」と言っていたのだが、それは実現せず5番と9番という定番の録音が残った。察するに商業的な計算が念頭にあったのだろうか。13番が出なかったということは1番と15番が商業的に「上手く」行かなかったのかもしれない(笑)。わずか半年後にインバル/ウィーン響が同じ組み合わせの録音を出したことも計算外だったかも。

まあ、そんな邪推はともかくとして、CDを聴いてみるとこの演奏/録音は実に出来が良い。1番も15番も共通して、ショスタコーヴィチ、あるいは、旧ソ連のイデアも政治的思惑も隠されたメッセージもそんなことまったく関係なし。二つの曲を純粋音楽的に演奏すればこういう演奏になる。と言った印象を受けた。

鮮明な録音で知られるデッカのデジタル録音群の中でも音の良さで売るデュトワ/モントリオール響の録音なので、最弱音から最強音まで過不足なく音が収録されている。演奏も相当ダイナミックレンジが広く、15番冒頭のグロッケンシュピールの音でボリュームを合わせると最強音部分では隣の部屋を気にせずにはいられないような音量になる。打楽器の打ち込みも音を割った金管の咆哮もあるのだが、驚くほど感情的高揚感がない。冷静冷徹である。クール。見方を変えれば洗練されてお洒落でエレガントだ。「集中治療室で治療される末期患者の点滴の音に聞こえないか?」とザンデルリンクに問われたらデュトワは即座に「聞こえない」と答えるだろう(笑)。とにかく演奏は完璧。録音もすごく良い。これはこれで聴く価値のある演奏だと思う。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ばけぺん

Author:ばけぺん

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
Since 3/28/2013
検索フォーム
リンク