ブルックナー交響曲第4番 : ベーム

ベームロマンティック

ベーム/ウィーン・フィルの「ロマンティック」。1974年度のレコード・アカデミー受賞作品。僕がブルックナーを聴き始めた頃には燦然と輝くこの曲の代表的名盤だった。

あれから30年以上経過しているので「だった」と書いたが、久しぶりにCDを聴いてみると、この演奏はいまだにこの曲の決定盤ではないかと思った。最新の名曲名盤ではたしかヴァントが一位だったと記憶するが、個人的に「ロマンティック」ならばベーム/ウィーン・フィルを推す。

同じウィーン・フィルのブルックナーでも晩年のカラヤンの録音はやたらとノロマに感じるのだが、79歳の高齢で録音された割にはこの演奏にはまったく緩みが感じられない。冒頭の弦のトレモロから曖昧模糊としたところのない敢然とした演奏である。ベームらしい弦楽の張り詰めた表現が良いし、ここに聴くウィーン・フィルの管楽器は素晴らしい。録音も良い。
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No title

こんばんは。
ベームのロマンティックは七味もなんだかんだと書いていますが、やっぱりイイです。チャレンジし甲斐のあるディスクです。
ベームが熱狂的に支持された70年代後半を七味は知らないのですがこのディスク、かなりファンを虜にしたのではないでしょうか。

七味とうがらしさん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。

僕も日本でベームが大人気だった時代はリアルタイムでは知らないんです。自分がクラシックを本格的に聴き始める頃には亡くなっていたので。死後もカラヤンが存命中は熱心なベーム信者がたくさんいたような。

その頃に比べるとベームの人気はすっかり下火ですが、残された録音を聴くとさすがに良い演奏が多いですね。その中でも「ロマンティック」は出色の一枚だと思います。

No title

 懐かしい名盤の紹介、ありがとうございます。私も、このLPは、何度も何度も繰り返して聴きました。冒頭のホルンの少し高めの音が本当に綺麗な演奏です。「少し高め」とは、確か柴田南雄さんが何かの本で書いていて、受け売りなんですがね。
 ベームさん+ウィーンPOでは、この4番と3番も大切にして聴いてきました。柔らかな、しかし堂々とした、そして艶やかなブルックナー演奏。ウィーンPOの特質を極限まで体現した名演奏だと思います。

バルビさん、こんばんは。

こんばんは。コメントありがとうございました。返信が遅くなり申し訳ございません。

冒頭のホルンの音、確かにきれいですね。僕はその前の弦のトレモロが鮮明なことにも今回改めて驚きました。ベームのブルックナー、3番も名盤として名高いですね。実はまだ聴いたことがないんです。近いうちに聴いてみたいと思ってます。ここに聴くウィーン・フィルは本当に素晴らしいと思いました。
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