ベートーヴェン交響曲第8番 : 飯守

飯守ベートーヴェンベーレンライター

5日は一応、会社全体の仕事はじめだったのだが、今日からまた連休ということもあってか休暇の人が多かった。朝の通勤電車もけっこう空いていて、ちょっと肩透かしにあったような気分である。一昔前なら正月明けは我先にと争って新年のあいさつに出かけたものだが、最近ではみんな合理的になってそういうことも少なくなった。だいたい顧客もまだ休んでいるところが多い。のんびりとした午前中を送った後、午後からは近くの神社にお参りに行った。

今日は同僚とゴルフ。最初は2~3人で行くつもりだったのだが、蓋を開けてみればコンペでもないのに8人も集まった。朝イチこそ寒かったが、午前中はほぼ無風で日差しもたっぷり、完全防備の服装では暑いくらいだった。今日はドライバーとパターが良く、きっちり80台で回ってこれた。嬉しい。

家に帰ってきて聴いたのが、飯守泰次郎さんが東京シティ・フィルを振ったベートーヴェンの交響曲第8番。全集のCDボックスを買った時に一度聴いたはずだが、あまり印象に残っていなかった。最近、8番をいろいろ聴くようになったので久しぶりに取り出してみたのだが、音楽の勢い、メリハリ、楽器間のバランスと言った、この曲にとって大切な要素と個人的に思う部分がいずれも高い水準にあって実に良い演奏である。すっきりとした録音も良い。

ショスタコーヴィチ交響曲第4番 : チョン・ミュンフン

ミュンフンショスタコ4番

三が日も過ぎて明日から仕事はじめという方も多いことだろう。昨日からUターンラッシュで高速道路はあちこち渋滞しているようだ。以前は都心に住んでいたので、渋滞に巻き込まれて結構しんどかった。今は郊外に引っ越したので基本的に渋滞とは無縁である。それもまた嬉しいようなつまらないような。。

今日は個人的にはゴルフはじめであった。打ち初めとでも言うのだろうか。打ち納めが先月の29日だったので中4日しか空いていないが。。風が少し強かったものの天気はすこぶる良く、寒さもそれほどでもなかった。今日は僕が最年少と言う高齢化の進んだメンツだったせいか、どのホールでもティーショットは僕が断トツで飛んでいた。で、18ホール終わってスコアを見ると僕が断トツのビリ。惨敗である。恐れ入りました m(__)m。アプローチとパターの精度がぜんぜん違うんだもの。

家に帰ってから大晦日に録画したテレビ番組を少し見た。思った以上に面白い番組だった。が、いくら特番とは言え、放送時間が長すぎるし、コマーシャルが多すぎる。ように感じた。これを全部見切るだけの集中力が僕にはないなあ。音楽なら何時間でも聴いていられるのに不思議である。

オーディオの部屋に入って最初に聴いたのがチョン・ミュンフン/フィラデルフィア管によるショスタコーヴィチの交響曲第4番。このアルバムを買ったのは4年以上前なのだが、実は何度聴いても自分にはなかなか真価のわからない演奏なのである。HMVのレビューを見ると総じて高評価だし、英語で検索してみてもほぼ同様。

録音も鮮明だし、つまらない演奏とは思わないのだが、旧ソ連系の爆発的狂気はないし、かと言って西側の指揮者で言えばハイティンクやインバルのような深さを感じないし、ラトルの才気ともちと違う感じ。なんだよなぁ。結局、同じフィラデルフィア管の演奏なら古いオーマンディの録音の方がずっと良いと思ってしまう。今のところ。

ベートーヴェン交響曲第9番 : マゼール

ボックスマゼール

もうすぐ2017年も終わりですね。職場の異動で幕を開けた一年はいつも通り、いや、それ以上に足早に過ぎ去っていきました。歳を取ったということでしょうか。今年一年、拙ブログに遊びに来てくださった皆様、まことにありがとうございました。良いお年をお迎えください。

明日というか、あと6時間もしたら例年どおり初日の出を拝みに行くのですが、その前にやはり「合唱」を聞いておきたい。ブログにお邪魔させていただく皆さんもそれぞれの「合唱」を聴いておられて、その中でもmichaelさんのお薦めスウィトナーにはグッと心惹かれたのですが、結局、最近のお気に入り、マゼールを選びました。

この演奏、相変わらずデッドで分離が多少良すぎる録音が異色ですが、マゼール/クリーブランド管の演奏は極めて真っ当で普通以上に良い演奏だと思いました。ただし、歓喜の歌のイントロ部分でテンポが微妙に動いたりとといった、ならではの変態ぶりは見え隠れしています。それも含めて面白い演奏。思えば今年はベートーヴェンをけっこう聴いた一年でした。

さよなら2017年。

ベートーヴェン交響曲第8番 : マゼール

ボックスマゼール

今日はクリスマス、だからと言うこともなく、このところ忙しかったので有給休暇を取得した。うちの会社は今月が年度の終わりだから、この時期、営業は最後の追い込みで駆け回っている。ましてや今年は年間の業績目標に到達するかギリギリの状態。そんな中、お休みをもらうのはちと心苦しいのだが、他方、有給休暇の消化率が低いと指摘されているので休まないわけにもいかない。もっと有給休暇を消化しろなんて、自分が仕事を始めた頃には言われたことなかったが、世の中、変わった。

背景はともかく、せっかくお休みをいただいたので、今日はオーディオルームの大掃除をした。大掃除といったってオーディオとCDラック、レコードラックが置いてあるだけの狭い部屋なので大した話ではないのだが、重い機材がいくつもある上にこれがすべてケーブルで繋がっているので、掃除機をかけて雑巾がけをするまでの準備が大変なのである。今日は、ふだんの掃除では見て見ぬふりをするラック下や裏側も綺麗にしようと心に決め、ひとまずすべての機材を隣の部屋に移動した。文章で書くのは簡単だが、けっこうな重労働であった。ラックの下は嫌になるほどの埃。ケーブルも同様。とにかく一心不乱に掃除機と雑巾がけを繰り返してから元に戻した。機材を替えたわけでもないが、ケーブルの抜き差しで接点が綺麗になったのか、あるいは単なるプラセボか、気分が良いだけでなく音も良くなった(気がする。)。

今日はマゼール/クリーブランド管のベートーヴェン8番を聴いた。8番は、クリーブランド管とのベートーヴェン全集におけるマゼールのアプローチが最もフィットしそうな曲の一つだと思う。冒頭の第1主題からオーケストラのバランスが絶妙で良い感じ。このシリーズを通じて残響が極端に少ないデッドな録音だが、おかげで各楽器の動きが手に取るように明瞭。何種類の楽器が同時に鳴ってもそれぞれが混ざらず聴こえてくる。まるで絵具を重ねた油絵のような不思議な演奏である。テンポも良くてライトスポーツカーに乗っているような爽快感。これは良い。

ベートーヴェン交響曲第8番 : ショルティ(88)

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今日は言うまでもなくクリスマスイブ。街を歩けば至る所からクリスマスソングが聞こえてくる。デパートやスーパーはもとよりコンビニさえも店頭にはケーキとチキンが山盛り。それにしてもクリスマスのチキンとバレンタインデーのチョコレートというのは起源が根も葉もない作り話という事実を超越して日本の風物詩となっている。海外の情報も簡単に取れる現代ではもはやこういうことは起りえないだろうなあ。

個人的には七面鳥よりフライドチキンの方がはるかに美味いと思うので、毎年、ありがたくいただくことにしている。今年もケンタッキーフライドチキンと近所の老舗のケーキ屋で買ってきたイチゴのショートケーキを食べた。これまた例年のことだが、今日はゴルフ場でもチキンが振舞われたので二回食べた。ちなみに大晦日でさえそこそこの人が来ているゴルフ場だが、さすがにクリスマスイブは来場者が少ない気がする。今日は午後になってから暖かくなったが、午前中は陽が射さず非常に寒かった。

帰宅すると家にもチキンがあったのだが、さすがに三度目のチキンはパス(笑)。わがままを言って自分だけ別のメニューを食べさせてもらった。クリスマスの明日は有給休暇をもらったので、今日はなんとなく心に余裕がある。このところ良く聴いているベートーヴェンの8番を今日はショルティ/シカゴ響の演奏で聴いた。

ショルティ/シカゴ響の旧録音は自分にとって初めてのベートーヴェン交響曲全集だったのでとても愛着がある。他方、80年代後半に再録された方の全集は、自分があんまり一生懸命音楽を聴かなかった時期に当たることもあって、それほど馴染みがない。まずは旧録音の8番を聴いた。レコード時代から何度も聴いた演奏で、堂々としてカッコいい演奏である。で、引き続き新録を聴いたのだが、これがまた旧録以上に良かった。旧録よりも全体に余計な力が抜けて、より流麗な演奏であることに加え、ホールの空気感をたっぷりと取り込んだ録音も新録に分がある。とても良い演奏。

ベートーヴェン交響曲第8番 : ハイティンク

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昨日は先日一緒にゴルフに行った同僚の結婚式だった。これまでもかなりの回数、同僚の結婚式に出席したが、意外にも新郎新婦とも同じ職場という結婚式は初めてだった。海の見える素敵な会場で、夕方からの開宴だったので後半は見事な夜景だった。新郎の挨拶、新婦の手紙の朗読以外は主賓の挨拶と乾杯だけというシンプルな構成。参加人数もそれほど多くなく、こじんまりとしていたが、それだけに新郎新婦との距離が近くて良い式だった。末永くお幸せに。

ヨッフムのベートーヴェンを聴いて、そういえばと思ってもう一枚、コンセルトヘボウのベートーヴェンを取り出した。80年代後半にハイティンクが録音した(たぶん)二回目の全集。この演奏、HMVのレビューによると88年にレコードアカデミー賞を受賞しているらしい。ハイティンク/コンセルトヘボウ/ベートーヴェンという組合せでひどい演奏ということはないだろうと思ったが、しかし、それほど高い評価を受けていたとは知らなかった。

引き続き8番を聴いてみたのだが、なるほど、これは良い演奏である。重くなく軽くなく速くなく遅くなく硬すぎず柔らかすぎず、っていつものハイティンクじゃん(笑)。という一人突っ込みもしたくなるような、ど真ん中のストレート、ただしスピード130キロくらいといった感じの素直で優しい演奏である。だが、8番という交響曲はこれで良いのではなかろうか。録音も良く、模範的演奏だと思う。

ベートーヴェン交響曲第8番 : ヨッフム

ヨッフム

ヨッフムとアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のベートーヴェン交響曲全集を買おうと思ってHMVに行ってみたところ、すでに廃盤。あれれ、残念と思ったらタワーレコードで復刻されていた。いつもながら本当に偉いぞ、タワーレコード。

この全集、67年~69年に完成されているが、自分がクラシックを聴き始めた頃にちょうどロンドン響との全集がリリースされたせいか、今までまったくノーマークだった。そもそもヨッフムと言えばDGかEMIのイメージしかない。デッカのバッジが付いているのが違和感あるが、元はフィリップスである。

これで手元にヨッフムによる3種類のベートーヴェン交響曲全集が揃ったので早速聞き比べてみた。最初の全集でモノラル録音された曲以外のどの曲にしようかと思いながらコンセルトヘボウとの演奏を聴いていたところ、「英雄」とカップリングされた8番がとても良かったので聞き比べは8番で決定である。

一回目(58) BPO 27:17 (10:07/4:10/5:19/7:41)
二回目(69) ACO 26:03 ( 9:20/3:59/5:18/7:26)
三回目(78) LSO 27:19 ( 9:50/4:21/5:27/7:41)

ヨッフム56歳の時から、ほぼ10年間隔で行われてた3回の録音だが、こうして楽章ごとの演奏時間を並べてみると一回目と三回目の演奏はほぼ同じ演奏時間、データ上は二回目が総じて快速だが、実際に聴くとほかの録音より1分以上短いとは感じない。50年代から基本の演奏スタイルはまったく変わってない。

とは言え、最初のBPOとの演奏を聴いてから最後のLSOとの演奏を聴くと、BPOとの演奏には勢いやそれに伴う荒々しさを感じる。フレージングも力強く、折々、念を押すような感じがあるが、比較してLSOとの演奏はもっと自然。ACO盤とLSO盤を比べると後者は達観してるというか、聴きようによっては緩い。なるほど、この辺り、ACOとの全集を一押しする人が多いのもわかる。

この3枚、オケの聞き比べという意味でも面白いが、それ以上に録音の聞き比べが面白い。8番の第1楽章では再現部でオケ全体が斉奏する中、低弦が最初の主題を演奏するが、この部分が明瞭に聴きとれるのは圧倒的にフィリップス盤。が、おそらくヨッフムのバランスは3回とも変わらないはず。フィリップス盤はおそらくこの部分を持ち上げてある。フィリップスは自然な録音というイメージだが、実際には音楽を良く知ったエンジニアがいろいろ手を入れているのだろう。古いDG盤よりEMI盤の方が録音そのものは良いはずだが、低音部をある程度犠牲にして聴感上鮮明なDG盤に比べて、言葉は悪いが低音垂れ流しのEMI盤はなんだか全体にもやもやしていて損をしている感じ。だからと言ってLSO盤がダメなわけではない。こういうバランスが好みの人もいるだろう。結局、どれをとってもヨッフムのベートーヴェンはとても良いのである。

ベートーヴェン交響曲第1番 : ヨッフム/バイエルン放送響

ベートーヴェン交響曲第2番ヨッフム

顧客の要望で早朝の商談となったため、今朝は6時台の電車に乗って現地に向かった。ふだんより時間が早い上に下り方面だったので乗っている層がだいぶ違って面白かった。ホームで待つ人の姿を見る限り、東京に向かう方向はこの時間も通勤客中心なのに対して逆方向は圧倒的に学生が多い。特に運動部員と思しき学生が目に付いたのは時間が早かったせいだろうか。朝練なのかなあ。髪の毛を軽く染めていたり制服を着崩したり、それぞれがそれなりに微笑ましい自己主張をしていたが、いずれにしてもずいぶん早い時間に電車に乗って頑張っているなんて偉いもんだ。8時からの打ち合わせは恙なく終わったので、そこから本社に移動。その後は終日、月例の会議だった。議題の数を考えると時間がかかるのは止むを得ないのだが、終盤は予想通り集中力が切れてぐだぐだである(笑)。

帰宅してから今日もベートーヴェンを聴いた。今日の演奏はヨッフム/バイエルン放送響の録音。ヨッフムの最初のベートーヴェン交響曲全集は3、6、7、9番がモノラル、それ以外がステレオ録音である。オケは1、5、9番がバイエルン放送響、それ以外はBPOとのコンビ。全集と書いたが、これは結果的に全集になったという感じなのだろうか。

59年の録音なのでバイエルン放送響が設立されて10年余り。創設以来のヨッフムとのコンビも円熟期と言う時期の演奏である。50台のヨッフムの指揮は中庸なテンポながら溌剌として歯切れが良く、聴いてて楽しい。このところ初期のベートーヴェンはモダン楽器でもこじんまりとした演奏ばかり聴いていたので、こういう大らかな演奏はちょっと新鮮。良い意味でとても普遍的な演奏である。古さを感じさせない録音も立派。個人的には後年のEMI録音より好ましい音がする。

ヨッフムはこの後さらに2回ベートーヴェンの全集を残している。ロンドン響との最後の録音は持っているのだが、二回目のコンセルトヘボウとのものはまだ聴いたことがない。今日、バイエルン放送響との演奏を聴いて俄然コンセルトヘボウとの演奏も聴いてみたくなった。

ベートーヴェン交響曲第1番 : アバド/BPO(ライブ)

アバドベートーヴェンBPOライブ

このブログを始めたのが2013年の3月。以来、4年半以上の間、独り言のような話を載せてきた。始めた時には思いもしなかったのだが、ありがたいことにコメントを寄せてくれる人が現れてその数も少しずつ増えてきた。だんだん、僕もそうした方々のサイトを訪れるようになって、たまにこれまた他愛もないコメントを寄せさせてもらっている。

中には驚くほど博識な方がいて、自分の知らない世界をたくさん教えてくれる。それに気まぐれな僕のブログと違って毎日定期的に更新される方も多い。素直に凄いなあと思う。と同時にそういう方の更新がふいに止まったりするとちょっと心配になる。あくまでブログで知り合っただけなので、もともとブログ主の方を取り巻く状況はわからない。単に忙しいだけかもしれないし、旅行中かもしれない。またいろいろなお話を読ませてもらいたいなあと思う。

さて、今日は会社でチャリティーランチが開催された。みんなで一年を振り返りながら、被災地支援の寄付もしましょうという企画。ケータリングの簡単なランチだったが、ゲーム大会もあったりしてなかなか楽しかった。たまにはこういうのも良い。

帰宅してから聴いたのがアバド/BPOのベートーヴェン。アバドのベートーヴェン交響曲全集は80年代後半にウィーンフィルと組んだものも持っているが、今日、聴いたのは2001年にライブ録音されたBPOとの二回目の全集である。BPOとの全集についてアバド自身はライブ録音をより気に入っていたらしい。

1番を聴いたのだが、これがまたなんともアバドらしいというか、実にのどかで力の抜けた演奏である。もともとベーレンライター校訂版で小編成なんだろうが、オケがベルリン・フィルという感じもぜんぜんない。いくら1番であっても、どこにも気負いを感じないベートーヴェンってある意味画期的ではなかろうか。ホッとする良い演奏である。

マーラー交響曲第5番 : ラトル

ラトルリズムカラーズ

今日も冬晴れの良い天気の中、ゴルフに行ってきた。このところ9時台以降のティーオフが多かったのだが、遅い時間だと進行も遅くなりがち。なので今日は久しぶりに7時台のスタートを選んだ。ゴルフ場に着いたのは7時過ぎだったが、山の上のゴルフ場だったこともあって、駐車場の外気温は氷点下5度。けっこうな寒さである。準備を済ませてコースに出てみると一面霜が降りてて真っ白。練習グリーンも真っ白。”グリーン”じゃないし(笑)。前半途中まではグリーンに直接乗せると跳ねてどこに行くかわからない。頭を使うことが求められるゴルフであった。昼食後は一転してぽかぽか陽気。日中は15度くらいあっただろうか。スタートが早かったおかげで待たされることもなく、1時半にラウンド終了。ゆっくり風呂に入ってのんびり帰途に就いたがそれでも夕方前には帰宅できた。多少、寒くても早い時間の方が良いかな。

早いもので、BPOの音楽監督としてのラトルも今シーズン限りである。このマーラーは、2002年、ラトルが音楽監督になって初めての演奏会を録音したもので記念碑的なアルバムである。そもそも、ラトルが最初に録音したマーラーは80年の10番だと思うが、最後に残ったのが5番ということ自体、なんとなく示唆的である。そのくらいラトルにとっては難曲だったということだろうか。22年後、最高のオーケストラを手に入れてようやく録音に踏み切ったわけだが、久しぶりにじっくり聴いてみるとそれだけのことはある。全体的に知と技が高度にバランスした音楽が構築されている上に、それぞれの楽器群が独立して自在に動く感じが凄い。それでいてバラバラな印象はなく、有機的な一体感を感じさせる。派手ではないし、サプライズもないが、実に充実した演奏だと思う。名盤。
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